ホットペッパービューティーの闇とユーザーへの裏切りについて

勝手に口がしゃべります

先日、美容師さんからある話を聞きました。

そしてすぐに思い出したのが、
以前SNSについて書いた記事です。

プラットフォーム上で、
“見せ方”と“実態”が分離していく構造。

あのときはSNS。
今回はホットペッパービューティー。

媒体が違うだけで、
起きている構造は同じだと感じました。


月20万円の更新代行モデル

ある美容師さんは、
ホットペッパービューティーの更新代行で
1クライアントあたり月20万円を受け取っています。

ご自身はサロンワークをしながら、
10社以上を担当。
月商は400万円超。

仕組みはシンプルです。

もともと高額プランを使っている美容室に対して、

一番安いプランでも最大限集客できます

と提案する。

そして、

  • 高額プランとの差額を報酬として受け取る
  • その代わりに、ホットペッパーを徹底的に作り込む

合理的で、再現性もある設計です。


集客装置としては、非常に優秀

具体的には、

  • 自身の施術スタイルを日々撮影
  • 様々な角度から素材化
  • 各クライアントページに毎日大量投稿

投稿ネタは自分の施術から無限に生まれる。

つまり、

1つの労力から複数の収益を生み出す構造。

ビジネスとして俯瞰すれば、
非常に洗練されています。

私はマーケティングの視点で見れば、
「設計としてうまい」と素直に思います。


でも、ユーザーとしてはどうか

ここからは、別の視点です。

私は美容が好きです。
美容室という体験が好きです。

だからこそ、引っかかった。

ホットペッパーに掲載されているスタイル写真は、
更新代行をしている美容師さんの施術。

でも実際に施術するのは、
各サロンの別の美容師さん。

つまり、

「この写真のようにしてほしい」

と思って来店しても、
そのスタイルを作った本人が担当するわけではない。

この時点で、
私はユーザーとして小さな裏切りを感じました。


とくに高単価メニューの場合

ハイライトやデザインカラーなど、
技術差が顕著に出るメニューであればあるほど、

「このクオリティを体験したい」

という期待値は上がります。

もし仕上がりにズレが生じたら。

それは単なる技術差ではなく、
期待値設計の問題です。

マーケティングで期待を上げ、
体験が追いつかない。

その摩擦は、
確実に信頼を削ります。


ビジネスの合理性と、誠実性

ビジネスとしては優秀。
設計としても賢い。

ただ、

  • 誰の技術で集客し
  • 誰が施術し
  • 誰が期待値を背負っているのか

この設計をどう捉えるか。

私はビジネスマンとしては理解できます。
でも、美容を愛するユーザーとしては、簡単には肯定できません。


仕組み化は、どこまで許容されるのか

プラットフォームが強力であるほど、

  • 見せ方は最適化できる
  • 数字は伸ばせる
  • 収益は最大化できる

収益最大化は否定しません。

でも私は、

・長く続く設計か
・信頼を削らない設計か
・ブランドが積み上がる構造か

そこを見ています。

合理性だけで設計されたモデルは強い。
でも、誠実性まで設計されたモデルはもっと強い。

私は後者を選びたい。

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